電子部品とメッキの関係

一般に身近にある電気製品には、多くの電子部品が使われています。これらの製品にはプリント配線板が使われていますが、これはメッキが大きな役割を担っています。大きな理由としては3つがあります。

1点として、プリント配線板に接合するためにはんだ性を向上させる役割があります。セラミックスなどに抵抗体を作成して使用する場合には、セラミックスだけでははんだ付けができないため、セラミックス上にはんだメッキを行って接合することが必要となるのです。

2点目として、電気伝導性が向上します。金属は一般に電気伝導性が優れていますが、銀メッキや銅メッキを行うことによって、伝導性を上げるためにメッキを行います。特にプリント配線板には電気伝導性が優れ、安価である銅メッキが多く用いられます。

3点目として、接触抵抗値を下げることができます。金メッキは表面に酸化皮膜をつくることがありませんので、接触抵抗値が低く、接点関係に多く利用されます。