メッキが剥がれたら、製品になりません。

メッキの種類、加工には色々な種類がありますが、「スズメッキ」というメッキを紹介します。実は、これに似た仕事をしていた時期があります。ただし、今の加工の現状は分かりませんので、実際に仕事をしていた頃のお話をします。

当時の製造加工方法としては製品を金網の中に入れて、メッキの液体(スズ)に浸してメッキをつける方法、今もこの方法で行っているメッキ会社もあります。これは主に大きい製品にこういう工法で行っていました。タイマーが付いているので、他のところで仕事をしていても大丈夫でした。ただし、1回ではメッキがつけられないので、2回、3回と同じ事をして、何度も新聞紙を引いて乾かして、そして相手方に製品を渡すのです。

次に、小さい製品の場合ですが、製品を器の中に入れて、製品に傷がつかないように時間を設定していました。また、メッキにする時間も必要なので、設定時間を書いて各製品においてメッキを付けていました。

モーター部品でしたので羽が長い部品もあります。そうすると当時、少し羽が下がっていると怒られた時期を懐かしく思います。

メッキの製造、加工なんて誰も分かりませんね。実際仕事をして分かるのです。