メッキは金属本体の防護の為の被服処理

メッキは金属本体の防護の為の被服処理、

メッキは、ある金属に別な金属を表面に施し、その本体金属の保護をするのが目的で、主に液中で電気的、又は化学的に表面処理する事をいいます。

本体金属の表面に、その目的によってほかの金属を薄い皮膜で付着させ、地金の金属を錆びや腐食、化学的な劣化から守ります。
又、例えば金メッキのように、装飾を施して見た目も美しく、商品価値を高めたり、 艶や光沢を付与することによって、磨耗損傷などから地金部分を守ります。

良く知られているのに金メッキがあります。

元々の地金は鉄などの安価な金属なのに、表面に金をメッキすることにより、金のように高価な金属のように見えます。
でも、 見た感じは金の黄金色で輝いていますが、 実際の中身は普通の鉄や金属ということになります。
諺にも“メッキが剥がれる”と、良く言います。

又、工業用としての大切な金メッキには、家電製品やパソコンなどのIC製品の重要部分、半導体関連の部品には必ず施されております。

メッキの処理方法は、大きく分類すると電気的に行なう「電解メッキ」と金属の化学的作用によって金属単体を生成する「無電解メッキ」とに分かれます。

メッキの主な工程は、まず表面を綺麗に洗い流し、アルカリ等で脂を洗い落とした(脱脂)後、主に下地(1次メッキ)のニッケルメッキ(1〜3μm程度)を被せ、その上に金メッキ等を施します。
金の厚さは、電解めっきでは厚みが0.1μm程度から、必要に応じて行ないます。