クロム金属のメッキや特性について

過去にクロームのメッキ会社に努めていました。 クロームメッキとは、ご家庭でも水栓器具などでピカピカに光っているものがありますが、其れがクロームメッキの特長です。

クロムという金属は、一般には銀白色のメタルで、非常に硬いのが特徴で、表面が直ぐに酸化皮膜に覆われてしまうので、非常に錆び難いという性質があります。

一方、クロム金属単体は酸化し安く、特に酸化物である三酸化クロム(化学式:CrO3)や六価クロムになりやすい性質を持ってます。 これは非常に毒性が強く、気化しながら非常に体内に取り込まれやすく、皮膚に付くと皮膚炎や腫瘍を引き起こし、又、発がん性もあると言われています。 従って、取扱や管理が充分に必要になってきます。

但し、メッキされた後のクロムメッキそのものは6価クロムなどは含まれていず、皮膜部分は全て金属のクロムになっていて毒性が残留するようなことは全くありません。

それに、金属としてのクロムは、光沢があること、硬いこと、耐食性がある(さびにくい)ことから、メッキとして使われるのが一般的な金属と言えるのです。

因みに、クロム(Cr)という金属についてですが、クロムというのは人間にとって必要不可欠な元素とも言われ、水素や炭素や酸素、それに窒素のように有機物を形成する物質と、カルシウム(Ca)やマグネシウム(Mg)のような金属物質が存在しますが、その必要不可欠な金属元素の中にクロムという金属も含まれるのです。

金属表面を装飾するメッキの特徴

メッキというのは、金属製品の表面を処理する方法の1つとして開発されたものです、金属製品の表面を装飾して美しくみせるだけでなく、腐食等から守るバリア機能にする役割も持っています。

メッキ処理を行う事で、地金属を様々な抵抗から守る事が可能になり、女性で言う所のお化粧のような役割で、美しく価値を上げつつ、地肌を紫外線等から防ぐ効果もあるという感じです。

メッキ金属は地金属と密着して、間にガスが潜り込んだり、不純物が入っていない状態が望ましいです、金属を2種類以上接触させる為に各金属の特徴をそれぞれ掴むだけでなく、両金属を合わさる事による性質を考え行われるようになっています。

1+1が0になったり10になったりと相性があるのです。