メッキは金属本体の防護の為の被服処理

メッキは金属本体の防護の為の被服処理、

メッキは、ある金属に別な金属を表面に施し、その本体金属の保護をするのが目的で、主に液中で電気的、又は化学的に表面処理する事をいいます。

本体金属の表面に、その目的によってほかの金属を薄い皮膜で付着させ、地金の金属を錆びや腐食、化学的な劣化から守ります。
又、例えば金メッキのように、装飾を施して見た目も美しく、商品価値を高めたり、 艶や光沢を付与することによって、磨耗損傷などから地金部分を守ります。

良く知られているのに金メッキがあります。

元々の地金は鉄などの安価な金属なのに、表面に金をメッキすることにより、金のように高価な金属のように見えます。
でも、 見た感じは金の黄金色で輝いていますが、 実際の中身は普通の鉄や金属ということになります。
諺にも“メッキが剥がれる”と、良く言います。

又、工業用としての大切な金メッキには、家電製品やパソコンなどのIC製品の重要部分、半導体関連の部品には必ず施されております。

メッキの処理方法は、大きく分類すると電気的に行なう「電解メッキ」と金属の化学的作用によって金属単体を生成する「無電解メッキ」とに分かれます。

メッキの主な工程は、まず表面を綺麗に洗い流し、アルカリ等で脂を洗い落とした(脱脂)後、主に下地(1次メッキ)のニッケルメッキ(1〜3μm程度)を被せ、その上に金メッキ等を施します。
金の厚さは、電解めっきでは厚みが0.1μm程度から、必要に応じて行ないます。

メッキ(鍍金)技術の進化と歴史 様々な種類のメッキ技術とその歴史とは

現在は基幹システム開発が専門ですが以前はメッキの仕事をしていたことがあります。メッキというとヘッドフォンやマイクのプラグに施された金メッキ等
現在ではとても身近な存在となっていますね。メッキ技術はどのようにして
生まれたのでしょうか?今回はそんなメッキ技術に迫っていきたいと思います。

メッキはイラクのバグダッド郊外で発掘された「バグダッド電池」を電気メッキのために
使用されていたという説があり、2000年前からメッキが行われていたのではないかという
説があり、また、日本においては1871年に発見された仁徳天皇陵の埋葬品である甲冑に
メッキが施されており、これを日本最古のメッキとする人もいます。

メッキの種類には大きく分けて、電気メッキ、無電解メッキ、溶融亜鉛メッキ等があります。
電気メッキでは、メッキしたい物質を含む溶液の中に電導性のある物体を入れ
金属の薄い層を形成させるというものです。
溶融亜鉛メッキは溶かした亜鉛に鋼材を浸し、鋼材の表面に皮膜を作る工法で
溶かした亜鉛を入れる槽に鋼材を浸ける様から「ドブづけめっき」
また亜鉛槽をてんぷら鍋にみたて、「てんぷらめっき」ともよばれています。

近年では三ツ矢という会社が世界で出荷される車の40%に、三ツ矢がメッキ加工した
エンジン用センサーが組み込まれており、さらにはスペースシャトル「エンデバー」
や小型探査機「はやぶさ」において三ツ矢のメッキ技術が採用されています。

金属表面を装飾するメッキの特徴

今でこそ、AI読影サービスの方で働いていますが以前は金属の加工に携わっていたことがあります。メッキというのは、金属製品の表面を処理する方法の1つとして開発されたものです、金属製品の表面を装飾して美しくみせるだけでなく、腐食等から守るバリア機能にする役割も持っています。

メッキ処理を行う事で、地金属を様々な抵抗から守る事が可能になり、女性で言う所のお化粧のような役割で、美しく価値を上げつつ、地肌を紫外線等から防ぐ効果もあるという感じです。

メッキ金属は地金属と密着して、間にガスが潜り込んだり、不純物が入っていない状態が望ましいです、金属を2種類以上接触させる為に各金属の特徴をそれぞれ掴むだけでなく、両金属を合わさる事による性質を考え行われるようになっています。

1+1が0になったり10になったりと相性があるのです。